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2010/05/28(Fri) 01:09  
03 空のお散歩 - ソフィーのために - xxx

最初から読む場合はまとめを見て下さい。
02の続きです。


それは、一人きりになったときの自分の心の中。
そこはどんなに多くの人たちが、私たちの許可なしに入り込んでくることでしょう!

だとすれば、ひょっとしてあのお店の場面が表していたものは
実はソフィの心の中のことだったのではないでしょうか。

そしてそこに、「明かりを点ける」とは、ソフィが一人そっと自分の心の中をのぞき込むことだったのではないでしょうか。

《荒れ地の魔女》が現れたのはそのときでした。

《魔女》はまさに、一人きりになった彼女が自分の心の中をのぞき込んだときその心の中に忍び込んで来たのでした。

もっと言うなら、《荒れ地の魔女》とは実はソフィが自分で呼び込んだものなのかもしれないのです。

さて、やってきた《荒れ地の魔女》は「ハウルの心臓を狙っている」のだと自分のことをソフィに語ります。

魔女は自分がなぜハウルの心臓を狙うのか、その理由も述べますが、大事なことは表向きのそんな理由があるのではないでしょうか。

心臓がハートのことであり、ハートとはハートマーク♥のことであり
ハートマーク♥が恋心を表すなどということは小学校の女の子でもわかる比喩です。

「ハウルの心臓を狙っている」者とは、実は「ハウルの♥(ハートマーク)をねらっている」者であるはずです。

そのような者が突然ソフィの心の中に忍び込んで来たのは、もちろん彼女がハウルに恋してしまっていたからです。
(そうでなければやってくるはずもありません!)

加えて言うなら、彼女がその恋に全く確信が持てないからです。

自分のことを「きれいではない」と思っている娘をおびやかす《魔女》とは
まぎれもなく「自分よりきれいで、しかもハウルの心を奪おうとしている女の人」のことであり
あるいは「そんな女の人がきっといるはずだ」という娘の不安な思いそのものなのだったはずです。

そんな《荒れ地の魔女》が、派手に着飾って化粧が濃いわりにはちっとも美しくないのは
それがあくまでソフィの側から見た姿だからでしょう。

「ハウルのハートを狙うきれいな女の人」とは彼女にとってもちろん忌まわしい存在です。

彼女にとって彼のハートを狙う《きれいな女の人》とは
「うわべは着飾ってきれいに見えるけど、本当は少しも美しくない女」でなければありません。

それが彼女が思い浮かべた彼女の恋のライバルです。


「出て行って下さい」

もちろんソフィはそう言います。

「ここは私のお店です!」

彼女はこの忌まわしい存在を一刻も早く彼女の心から追い出したい。

けれども《魔女》は出て行きません。

なぜならソフィが自分に不釣り合いなほどすばらしすぎると思っているハウルに恋している限り
彼女の不安は消えようがないからです。

《魔女》は出て行かないどころか、平然と彼女のお店の中を歩きながら
店に並べられた彼女の作った帽子を手に取ったりさえします。

それはソフィという娘がどんな娘であるのかを恋のライバル《魔女》の目によって点検することでした。

「なんて安っぽくて貧乏くさいんだろうね」

《魔女》はソフィの作った帽子に、こうけちをつけます。

むろん、ソフィはこれに反発をします。

けれど《魔女》がささやく言葉は、実はソフィ自身が自分に向けた言葉でもあるはずです。

地味で控えめな自分の趣味が、あの輝くように素晴らしいハウルの好みに全く合わないのではないかという不安...
それがあの言葉を《魔女》に言わせたのです。

やがて《魔女》はソフィに魔法をかけます。
彼女は《おばあさん》になります。

《魔女》が去ったときソフィの手はしわしわになります。

腰も曲がってきます。

けれども本当に自分がおばあさんになったのかどうか、はっきりしていません。

「落ち着け。落ち着け。」

彼女はそう言いながら鏡の方に向かいます。

けれど鏡に向き合った彼女は、そこで自分がまぎれもなく《おばあさん》であることを確認します。

それは言ってしまえば、自分で自分が「ハウルにふさわしい《きれいな娘》でない」ことを確認したときでした。

「魔法」という枠組みを忘れてしまえば
ーー何度も言うように、そうすることがこの物語をとても分かりやすいものに変えてくれます!ーー

本当は若い娘なのに、その自分の姿がソフィに《おばあさん》に見えてしまうのは、このとき彼女が
自分の中に作り上げたハウルの視線(それは本当のハウルの視線ではありません)で自分を見たからでした。

つまり自分を《おばあさん》と思わせ、ハウルとの恋の不可能性を告げた《荒れ地の魔女》とは
本当は、彼女が自分の中に作り上げたハウルの視線で自分を写す《鏡》だったのです。

美しいハウル!
綺麗な娘の心臓を欲しがるハウル!
きれいじゃない私...

彼女は部屋にこもります。

続く。
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